日本に結婚指輪が広まったのはいつから? - 結婚指輪について知っておきたいコト

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日本に結婚指輪が広まったのはいつから?

古代ローマの風習が日本へ入ってきたのはいつから?

今でこそ当たり前にある結婚指輪。いつから「当たり前」になったのか、考えたことはないでしょうか。結婚指輪のルーツは諸説あるものの、古代ローマ時代から始まったと言われています。ローマから日本までの距離は、およそ1万km。古代ローマ時代が栄えていた頃は、インフラはほとんど発達していません。
ではなぜ、日本に結婚指輪が入ってきたのか。いつから日本でも結婚指輪を身につけるようになったのか、探ってみました。

永遠の愛なんて関係ない!フリーダム過ぎる昔の結婚

結婚指輪は、2人の愛が形になった証。でも、かつての日本は「永遠の愛」はどこ吹く風。別の意味でフリーダムでした。さすがに詳しく書いてしまうと、2人の愛が逃げてしまうので省略。ただ昔の人のおおらかさには、頭が下がる思いです。
当時は男がNo1で、男が絶対的な存在でした。女性の立場と言えば、男を支える側。そして子供を産んで子孫の繁栄を願っていた立場です。そんな中で、永遠の愛を象徴する結婚指輪は無用の長物だったのかもしれません。

セレブだけの特権

結婚のスタイルが大きく変わったのは、明治になってからのこと。今までの封建社会は崩れ去り、現代と同じようなスタイルに大激変。同時期に、結婚指輪も海外からやって来ました。
しかし日本に結婚指輪が入ってきたとは言え、世間に広まるのはまだまだ先のこと。ジュエリーを持つことができたのは、セレブの中のセレブだけだったのです。

平和になってから広まった結婚指輪

時代は大きく変わり、昭和になってからも結婚指輪は広まりませんでした。当時は戦争の真っ只中。花婿は戦争に赴き、花嫁だけが残された状態です。当時の花嫁の心境を思うと、言葉になりません。
ようやく結婚指輪が日本に広まったのは、昭和41年になってからのことでした。戦争は過去のものになり、好きな人同士が結婚できるという自由な時代。そんな中で結婚指輪の需要は、ものすごく高くなったのでした。今でこそ当たり前に左手薬指ある結婚指輪。2人が結ばれた証であると同時に、平和と富の象徴でもあったのです。